クラシックの宝石箱について 徒然なるままに・・・

こんにちは。

ブログ主の音盤太郎(おんばん・たろう)と申します。

このブログでは、クラシックファン歴30年(平成29年現在)のわたくしが、ぼちぼちと集めてきたさまざまな名曲名盤の数々 ...。

特に今世紀に入ってから爆発的に流通してきたお買い得なボックスについて、僭越ながら 感想を述べてまいりたいと思います。

さて、今でこそベートーヴェンの交響曲全集やワーグナーのリングなんて少々お高いランチか居酒屋1回分のお値段で買えちゃうわけですが、私が子供の頃、そうですね…昭和末期から平成初期くらいまではCDというのはそれはそれは高価な嗜好品でした。

※当時まだ存命で凄まじい人気を誇っていたカラヤンの新譜なんて3,500円!

ゆえにお金のない私は、FM放送のエアチェックに明け暮れ、貴重な青春時代をカセットテープやデッキと過ごしていたわけです(泣)。

おかげで名曲ギャラリー、名曲のたのしみ、あさのバロック等々…手元にはお宝のような音源が多数、眠っております(笑)。

そして何とか必死に貯めたお小遣いで買えたのは、キングから出ていた、50年代~60年代のデッカの名盤を集めたシリーズでありました。アンセルメのフランス音楽とかシューリヒトの未完成とかカラヤンの惑星とか。有名かつすぐれた演奏が2,500円で買えちゃったわけです、嬉しかったなあ。

 

ところが、90年代の終わり頃になると、国内盤CDが1,000円台に値下がりし、最新のデジタル音源までもが、簡単に、安く、手に入るようになりました。

輸入盤もしかり。

2000年にショルティのリングと、バーンスタインのマーラー全集(新)をそれぞれ1万円で見つけた時は、狂喜乱舞したもんです(回顧)。



それからAmazonさん、HMVさん、タワーレコードさんなどがネット通販でクラシックCDの激安販売競争を始め、単価はさらに急低下。

メーカーさんも1枚売りではなく、簡単な装丁、紙ジャケット、解説本なし、コストを節減して、とにかくお得な値段で、たくさんの往年の名盤を詰め込む、BOX販売というスタイルに力を入れるようになりました。

CD不況が話題となる昨今、日本でクラシックのCDがポップスほどでないにせよ、安定して売れているのは、このBOX販売の成功?のおかげかもしれません。

実際、私の部屋にはおびただしい数のBOXが転がっています(笑)。これらをいわゆるミチョランマ(未聴のまま放置して、うず高く積んだ状態)にすることなく、皆様にご紹介していこうというのがこのブログの趣旨です。

取るに足らない浅薄な意見も書いてしまいそうですが、どうかご容赦頂き、場合によっては共感頂ければ幸いです。よろしくお願いします。