ムラヴィンスキーのチャイコフスキー
鉄のカーテンの向こうから現れた精鋭たち 私が中学生のころまでは、まだソビエト社会主義共和国連邦という国がありました。 当時のソ連は言うなれば“恐怖の象徴”というイメージ。いつ攻めて来るかもわからない「敵国」であり、国際的 …
もっと読む ムラヴィンスキーのチャイコフスキー少しの投資で贅沢なひとときを
鉄のカーテンの向こうから現れた精鋭たち 私が中学生のころまでは、まだソビエト社会主義共和国連邦という国がありました。 当時のソ連は言うなれば“恐怖の象徴”というイメージ。いつ攻めて来るかもわからない「敵国」であり、国際的 …
もっと読む ムラヴィンスキーのチャイコフスキー2010年代になって、かつて20世紀の楽団を賑わせた鬼才たちが次々と天に召されました。 カラヤンの後任としてベルリン・フィルのシェフとなった万能型指揮者のアバド。 神童からスターダムにのし上がり、王道から爆演まで披露して …
もっと読む ブーレーズ・コンダクツ・ストラヴィンスキー第2次世界大戦は、ドイツとオーストリアの芸術界に深い爪痕を残しました。 ナチスの反ユダヤ政策により、ワルターやクレンペラーなど優秀な音楽家らが国外へ去り、逆に戦後は、親ナチスと見做されたフルトヴェングラーやカラヤンが活動 …
もっと読む ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団の芸術レオポルト・ウラッハ(1902-1956)は、もはや遠い昔の演奏家になりつつあります。 筆者でさえウラッハが亡くなった後に生まれているので、彼がどのような演奏をしていたか、レコードでしか知るすべはないのですが、それでも1 …
もっと読む レオポルト・ウラッハの芸術バッハの鍵盤曲の名手と言えば、昔からグールドの呼び声が高いですね。 何と言っても、彼のキャリアのスタートでもあり、白鳥の歌でもあった、2枚のゴルトベルク変奏曲の超弩級の名盤の評価は圧倒的。 そして、風変わり …
もっと読む アンドラ―シュ・シフのバッハ少なくとも1980年代まで、ルーマニア生まれの鬼才、セルジウ・チェリビダッケは、大いなる「謎」に包まれた指揮者でした。 とにかく正規盤のレコードが僅かしか存在せず、メディアへの露出も極端にセーブされ、たまにFM放送で流れ …
もっと読む チェリビダッケ ブルックナー 交響曲集アルバン・ベルク四重奏団が解散して久しいですね。 かつては、スメタナ、メロス、アマデウス、イタリア、ズスケ、ジュリアードなど、錚々たるビッグネームのカルテットがレコ芸の広告欄を賑わせていましたが、中でも最高ランクの評価を …
もっと読む アルバン・ベルク四重奏団 ベートーヴェン全集ドビュッシー直伝のアンゲルブレシュトの名演 皆さんはデジレ=エミール・アンゲルブレシュト( 1880 – 1965)をご存知ですか? この名前は、今や「知る人ぞ知る」になってしまいましたが、コアな音楽ファンの …
もっと読む アンゲルブレシュト ドビュッシー名演集タリス・スコラーズと言えば、一時期は飛ぶ鳥を落とすような勢いでした。 とにかく出すCD出すCD、レコ芸で特選となり、評論家は大絶賛の嵐。 彼らの登場で、古楽のアカペラ合唱曲は一躍、脚光を浴びるようになったと思います。 し …
もっと読む タリス・スコラーズ Gimell創立30周年記念BOXアバド ベルリン・フィル ブラームス 交響曲全集 1 のつづき アバドのブラームスの特徴は、その軽やかなサウンドにあります。 とは言っても、腰が据わってないわけではなく、何とも爽やかな響きなんですね。 ご存じのとおり、8 …
もっと読む アバド ベルリン・フィル ブラームス 交響曲全集 2